ここは、福島県いわき市。
東北地方の最南端。
太平洋に面しているため雪が少なく、1 年を通して温暖な気候に恵まれ、
” 東北の湘南” と呼ばれていたりもします。
いわき沖は黒潮と親潮が出会う「潮目の海」。内陸には美しい山々、渓谷、温泉。
快適で豊かに暮らせるまち。
2011年3月11日。自分たちの故郷を改めて想う出来事がありました。
複雑な状況を経験する中、生きていくうえで欠かすことの出来ない「食」について考えました。
この土地ならではの恵み。私たちの暮らしを支えてきた地域の食文化とは何か。
辿り着いたのは「発酵食」でした。
それぞれの地域の気候風土により生まれ育まれてきた「発酵食」を辿ってみると、
そこには、先人たちの豊富な知恵と、今まで知らなかったいわきがありました。
発酵を知り、いわきを知る。
そんなはじまりの一冊になればと思い、
いわき発の発酵食をテーマにした冊子 「IWAKI HAKKOU TRIP いわき、発酵の旅」を作りました。
このサイトでは、冊子の中からいくつかの項目をご紹介しています。
発酵食って何? WHAT IS HAKKOU FOOD?
米や麦、大豆、魚、肉、などの食材の原料に、
微生物(カビ、酵母菌、細菌) が付着し、発酵・熟成したものが発酵食。
微生物の活動により、うまみ成分や栄養成分が増し、栄養豊富な発酵食品が完成。
その土地の気候や風土に深く根差した、
個性豊かな” ご当地発酵食” が世界各地に存在します。
HELLO!発酵食
今日、何を食べましたか?
こちらは、ある日のいわきの食卓。
炊き立てのご飯とお味噌汁。おかずには、さんまのポーポー焼きと鰹の刺身。
お豆腐には削りたての鰹節をのせて。かまぼこはお醤油で。
晩酌は日本酒。やっぱり漬物は欠かせない。
毎日の食卓には、知らない間にたくさんの発酵食が並んでいます。
味噌、醤油、酒、鰹節、漬物. . . 。
” 発酵” の魔法にかけられた、
私たちの豊かな食生活と健康を支える縁の下の力持ち。
それが「発酵食」なのです。
穏やかな紺碧の海を望む磐城七浜。
そして、優しくなだらかな阿武隈の山並み。
豊かな自然に囲まれたいわき市は、古くから、
その海の幸、山の幸を活かした多様な食文化を育んできました。
その大きな特色の1つが発酵食。発酵の力を借りることで保存性が高まり、
風味や旨味が引き出されて、いわきの食材はさらに輝きを増してきました。
豊穣なるいわきの発酵食。
<いわき>
古滝屋、いわきアリオス、菩提院、夜明け市場、SLUNDRE、BLUE MUG COFFEE、MUME、UDOK.、
とうふ屋大楽、カフェプチプランス、ポータイ、cafe Uluru
<郡山>
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